現場で役立つ会計の基礎知識

現場で役立つ会計の基礎知識 (即戦力SEシリーズ)SE向け基礎知識シリーズの会計版である。
ただし、会計を中心にして、周辺業務である購買、販売、在庫管理なども解説されている。
それぞれの業務について、システム化した場合のデータの関係が解説されているところが、一般の会計入門書と違って嬉しいところ。

導入部では、最近の会計関係の話題と会計の基礎について解説されている。
仕事柄、会計の本はよく読むようになったが、まだまだ発見が多い。
会計において、「取引」とは一般的な商取引のイメージではなく、会社の資産が増減することを「取引」とするようだ。
このような、会計の世界では当たり前かもしれないことは、外部の人間にはなかなかわからない。

会計業務と情報システムの関係ということで、以下の業務とシステムが解説されている。
会計、仕入・支払管理、売上・回収管理、在庫管理、原価計算、固定資産管理、人件費管理、経費精算管理、資金の管理、予算の管理、連結決算。
それぞれの業務システムについて、関連するデータベースの構成と主要なデータ項目、処理機能毎の参照DB・更新DBの例があるので、とてもシステムのイメージがし易い。
システムコンサルタントが、基幹システムのシステム概要を検討する際には、非常に参考になる本である。

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