会計イノベーション

会計イノベーション (IBM Innovation Series)3年前には、まさかこんな本を読むとは思わなかった。
1年間内部統制のプロジェクトに関わったおかげで、このようなテーマも理解出来るようになって来た。
この本では、J-SOXの次のテーマであるグループ連結経営について、組織面とシステム面から解説されている。

グループ経営を考えた場合、子会社の自立性とは何だろう、と素朴に考えていた。
この本によると、欧米的グループ経営では、子会社は1部門に過ぎず、グループ全体でひとつの会社として扱うべきだとしている。
だったら、会社を分ける必要もないだろう、とも思うのだが・・・

まずは、グループ経営における業務・組織のあり方が解説されている。
その中で、経理・財務部門の重要性が語られている。
経理・財務部門は、従来の記帳部門から、企業の改革推進部門にシフトしなければならないが、人材面でも、社内の扱いでも、課題が多いのが現状のようだ。

また、グループ経営における会計システムについて、マスタの統合やERPの有効利用という観点で解説されている。

最後は、財務諸表にのみフォーカスしたJ-SOXの次の展開として、企業の様々なリスクを対象とする総合的なリスク管理の重要性が主張されている。

IBMビジネスコンサルティングサービスが著者だけあって、IBMがどれだけ凄いか自慢しているのが鼻につくところもある。
しかし、今後の提案に利用出来るネタが詰まった便利な本である。

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