ブルーオーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する (Harvard business school press)競合ひしめき、低価格戦争で利益のあげられなくなったレッドオーシャンを抜け出し、新天地であるブルーオーシャンへの旅を進めるビジネス書である。
そんな都合の良い話があるかと思うが、長年の研究を元にした方法論が紹介されているので説得力がある。

新しい市場に挑戦するのはリスキーな気がする。
しかし、考えてみれば30年前に存在しなかった新しい市場が、現在の世界をリードする市場となっている。
動かないことが一番のリスクなのも確かである。

ブルーオーシャン戦略の土台は、「バリュー・イノベーション」である。
「バリュー・イノベーション」とは、ライバル企業を打ち負かそうとするのではなく、むしろ、買い手や自社にとっての価値を大幅に高め、競争のない未知の市場空間を開拓することによって、競争を無意味にすることである。

ブルーオーシャン戦略の分析と方向性の確認には、「戦略キャンパス」を利用する。
「戦略キャンパス」では、横軸に業界の各社が力を入れている競争要因を並べ、縦軸には各要因について買い手がどの程度のレベルを享受しているかを示す。
この価値曲線によって、各社のパフォーマンスを把握することが出来る。
価値曲線から、自社で力を入れるべき競争要因を検討し、他社との差別化を図り、買い手に新しい価値を提供する戦略を練る。

新しい価値を提供するビジネスモデルを検討するために「アクション・マトリックス」を利用する。
「アクション・マトリックス」は、取り除く、減らす、増やす、付け加える、の4つの象限でアクションを書き込む。

ブルーオーシャン戦略の第1原則は「市場の境界線を引き直す」である。
そのためには、6つのパスを利用する。
パス1:代替産業に学ぶ
パス2:業界内のほかの戦略グループから学ぶ
パス3:買い手のグループに目を向ける
パス4:補完財や補完サービスを見渡す
パス5:機能志向と感性志向を切り替える
パス6:将来を見通す

本書では、さらに、新たな需要の掘り起こし方、正しい順序での戦略の検討、戦略実行のための組織面のハードルを乗り越える方法などが解説されている。

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