「バッテリー」のあさのあつこによるSFジュブナイルの4巻である。
刊行のペースが遅い上に、展開もゆっくりしている。
もう少し、早く出して欲しいものだ。
主人公のガールフレンドが拉致され、収容所に監禁されたので、助けに行く決意をしたのが、前巻のラストだった。
いかに収容所に潜り込むかが、今回のテーマである。
それだけのために、1冊は長い。
同性愛を思わせる主人公と友人の微妙な関係は健在である。
SF的な設定はあまりに古いが、少年の繊細な心理を描くのがテーマなので、それは気にならない。
ただ、話の進まなさにストレスが溜まる。
一気に読みたい。
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