地頭力を鍛える

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」インターネットで手軽に情報が収集出来る現代、情報の調査は格段に楽になった。
しかし、考える力はむしろ低下しているのではないか?
これが本書の問題意識である。
物事を「考える力」のベースとなる知的能力を「地頭力」と言うらしい。
コンサルティング業界や人事採用の世界では、一般的な言葉のようだ。
本書では、この「地頭力」の鍛え方について、解説されている。

頭の良さは、以下の3つに分類される。
・物知り(知識が豊富)
・機転が利く(対人感性が高い)
・地頭がいい(思考能力が高い)

その中で「地頭力」は、以下のような構成となっている。
3つの思考力
・抽象化思考力(単純に考える)
・フレームワーク思考力(全体から考える)
・仮説思考力(結論から考える)
ベース
・論理思考力(守り)
・直感力(攻め)
・知的好奇心(原動力)

「地頭力」を鍛えるには、あいまいな情報から結論を引き出す「フェルミ推理」が向いている。
「フェルミ定理」では、以下の基本プロセスで結論を推理する。
・アプローチの設定
・モデル分解
・計算実行
・現実性検証

情報にあふれているようにで、本当に必要な情報がなかなか入手出来ないビジネスの世界では、「地頭力」的アプローチは非常に有効だと思う。
実際、限定的な情報を元に見切り発進で提出しなければいけない提案書や、走りながら方向性を考えるプロジェクトはいくらでもある。

この本で面白いのは、論理的な思考だけに終始していた点である。
結局、直感力のような芸術寄りの要素や、動機づけになる知的好奇心の重要さも強調されている。

仕事上、「地頭力」的な思考をしているつもりだが、「フェルミ定理」のクイズ問題に喰いつけないあたりは、まだまだ修行が足りないようだ。

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