フォーティ 翼ふたたび

40 翼ふたたび (講談社文庫)中年版I.W.G.P.という雰囲気がある。
会社を辞めて個人でプロデュース業を始めた主人公のところには、おかしな依頼ばかり舞い込んで来る。
I.W.G.Pとは違い、マコトのような機転も、タカシのような強力なパイプもない本作の主人公は、みじめなまでにもがき、何とか前進していく。

主人公の持つ空虚な感じは、同世代として、共感出来る。
しかし、そこは石田衣良のことである。
最後は明るく、ファンタジックでさえある。

「余計な荷物を全部捨ててしまっても、人生には残るものがある。それは気持ちよく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人のひと言といった、ごくあたりまえのかんたんなことばかりだ。そうした『かんたん』を頼りに生きていけば、幸せは誰にでも手の届くところにあるはずだ」

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