億万長者が億万長者になった理由である「ウェルスダイナミクス(富の力学)」を解説している。
ビル・ゲイツなどの実例を元に、クリエイター、スター、サポーター、ディールメーカー(交渉人)、トレーダー、アキュムレーター(蓄財家)、ロード(支配者)、メカニック(開発者)の8つのウェルスプロファイル別特徴及び戦略付きである。
金持ちがが金持ちであるのは、お金を持っているからではなく、お金が無くなっても、また稼げる手段を持っているのだという。
この本では、ウェルスダイナミクスを通して、自分に最も自然な「富への道」を見極め、「フロー(流れ)」に乗るのをお手伝いしてくれるという。
「自分に合っていない道を進んでいるときは、決定的瞬間が来るのが重荷に感じられる。(中略)そんな状態は、道を変更したほうがいいというサインなのだ」
「2つのゲームに時間を割いたら、どちらのゲームの達成度も、1つのゲームに取り組んだ人には叶わないのだ」
など、前半の概説では、なかなか良いことを言っている。
しかし、後半のタイプ別対処法になると、占いの性格診断のようで退屈になってしまった。
久しぶりに、半分も読まずに完読を断念した。
億万長者への道は遠い。
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