自分の考え方をどのように作るかを、物語と方法論の解説で教えてくれる一冊である。
赤魚のお話が、意外に泣かせる。
他人の意見に流されず、批判的だが建設的に、自分の意見を形作る方法を、サッカー好きの中学生(魚)ピンキーの成長物語を読みながら学習出来る。
方法論としては、「評価軸×評価シート」と「ピラミッド・ストラクチャー」を学ぶことが出来る。
普通の解説本と違い、物語の中にフレームワークが埋まっているので、物語の中のイメージと伴に、無理なく思い出すことが出来る。
自分を変えるために他国へサッカー留学を決めたピンキーは、いつしか自国の移住先を決定する立場にまで成長する。
本来政治とは、みんなにとって良きことを目指す活動だということを思い出させてくれる。
いい物語だ。
中高生のためではなく、中高年のための本だと思う。
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