クラウドソーシング

クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)クラウドコンピューティングかと思ったら、全然違った。
雲ではなく、群衆の意味のクラウドだった。
みんなの意見は意外に正しい、という話である。

金銭目的でなく、ボランティアによる集団の作業は、実はとても効率が良いことを、多数の実例を使って証明している。
有名なリナックス開発の例に始まり、ウィキペディアや写真の共有サイト、ニュースの実験的サイトなど実際にクラウドソーシングで実績を上げている活動は多い。

インターネットは、群衆の力を効率的に収集し、コミュニケーションの場を提供するようになった。
要は数の問題である。
仕事を細かい単位に分解し、配布することで、専門家にも解決不可能な問題も対処出来る。
同じような教育を受けて、考え方が似通っている専門家の集団よりも、バラエティに富んだ個人の方が、革新的なアイディアが生まれる可能性がある。
そして、個人の数が増えるほど、確率が上がる。

若干眉唾な気もするが、実際に成果を上げているらしい。
しかし、参加者がボランティアであることが前提なので、参加者達のビジネスにするのは難しい。
参加者達にとってもビジネスに出来るかどうかが、今後の課題だろう。

新書にしては読み応えのある野心的なシリーズである。
今後のラインナップが楽しみだ。

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