貧乏はお金持ち

貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転するサラリーマンからフリーエージェントへと転身し、如何に節税をするか解説した本である。
今後の増税が確実だと思われる日本では、検討すべき選択肢だと思った。

実際、税金は馬鹿にならない。
会社側で税金と社会保険料の処理をしてしまうので、意識していない人も多いと思う。
私は、一度フリーランスで仕事をして、ビックリするほど税金で持って行かれた経験があるので、きっちりチェックするようにしている。
このご時世、給料はなかなか増えないのに、住民税などは着実に増えている。
お陰で、可処分所得が減っている。
デフレ傾向だからまだ良いが、インフレが始まったらどうなることやら。

この本では、サラリーマンがフリーランスとなり、マイクロ法人として会計処理を行うことで、合法的に税負担を少なくする方法が説明されている。
方法としては、マイクロ法人としての会計と、生活者としての家計を連結決算して、課税対象の所得を低くする。
自営業としては古典的手法でもある。
しかし、現在の税制を踏まえて、詳細に解説されており、勉強になる。
実際に実行するかどうかは別にして、この本を読むだけで、会計の知識が増えるのは確かである。

真剣に、この方法を選択しなければならない時代が近づいているような気がする。

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