アバター3D

アバター (期間限定出荷) [DVD]久しぶりのキャメロンによるSF映画。
全く期待していなかったが、予想外に面白かった。
最新のCG技術により、異世界がリアルに構築されている。
しかし、ここまで宮崎駿することもないだろう!

高価な鉱物資源の眠る惑星には、人間に似た生物が生息していた。
その生物の姿をしたアバターを操り、異星人の生活を調査し、立ち退きの交渉をするのが、主人公である半身不随の退職軍人の仕事である。
異星人と生活している内に、主人公は人間よりも異星人に惹かれるようになっていく。

まず、異星の風景が素晴らしい。
最新のCG技術を駆使して、地球と似ているようで異なる異星の動植物がリアルに表現されている。
また、3Dなので、奥行きも感じられ、その場に居るような錯覚に落ち入る。
これだけの技術があれば、どんなSFも映画化が可能だと思える。

ストーリー自体は、スペイン軍に対する南米インディオや、インディアン側からの視点で描かれている。
そして、惑星の植物全体が神経細胞で繋がれており、ひとつの脳になっていることが暗示されている。
しかし、その方面で話は展開しない。
キャメロンはSF作家ではなく、アクション映画監督だから仕方ない。
戦略ではなく、戦術としてのアクション演出が圧倒的に上手い。

観ているうちに、日本のアニメ、それも宮崎駿のアニメ映画を思わせるシーンが多いのに気がつく。
その岩と蔦の感じは「天空の城ラピュタ」だろ。
そこで巨大な獣に乗るのは「もののけ姫」か?
最後は「ナウシカ」の王蟲の暴走か!
など、いちいちツッコミたくなる。
世界的なメジャー監督が、ハリウッド的なドラマ展開を打破するために見つけた方法が、日本のアニメだったのだろうか?

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