アメリカのアニメでは、ピクサーの作品には、かなりの信頼を置いている。
しかし、他社の作品は期待もしていなかったし、あまり観てもいなかった。
テーマが面白かったので、「モンスターVSエイリアン」を借りてみた。
タッチストーンのアニメもあなどれない。
これは面白かった。
結婚式の日の、謎の隕石が直撃したスーザンは、みるみる巨大化してしまった。
彼女はモンスターを管理する政府の秘密機関に隔離される。
エイリアンのロボットがサンフランシスコに落下し、暴れ出した。
通常兵器では歯が立たないロボットに対し、モンスター部隊による反撃が決定された。
むかし懐かしいB級SF&ホラー映画ファンにはたまらない作品である。
まず巨大化するスーザンは、リチャード・マシスンの「縮みゆく人間」の逆バージョンだし、ゴキブリ博士は当然「ハエ男」、ヒューヒュー・ポーポーみたいなBOBが研究所の扉から溢れる姿は、人喰いアメーバーである。
つい核ミサイル発射ボタンを押しそうになるファンキーな米国大統領など、趣味の悪いギャグが随所にあり、笑わせてくれる。
健気に頑張るスーザンや、モンスターたちとの友情など、素直に感動できる要素も、きっちり用意されている。
アメリカのアニメは、ことコメディに関しては、侮れない。
お勧めの一本である。
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