「化物語」の続編である「偽物語」は、Amazonでの評判は良くなかったが、とても楽しめた。
元々キャラものなので、いつものメンバーが登場し、掛け合い漫才をしているだけでも楽しい。
問題は、読んでいる時はニヤニヤしてしまい、ヘタをすると声を出して笑ってしまうことだ。
電車の中で読む時は、対策としてマスクをすることにした。
本書は「傷物語」「化物語」と続く「化物語」シリーズの最新刊である。
今回は阿良々木暦の2人の妹、火憐と月日のファイアーシスターズが怪異と絡む。
暦は妹たちと仲が悪いと散々言っていたが、そんな感じはなかった。
戦闘系である火憐との壮絶な喧嘩は別にして、むしろ仲良しに見える。
歯ブラシ拷問は、かなり恥ずかしい。
過去を振り切った戦場ヶ原が、更正して、普通になってしまったらしいのが残念である。
あの凄まじい毒舌は、いつまでも聞きたいものだ。
怪しい詐欺師や格闘派陰陽師など、面白いキャラが登場したのに終わってしまいのか、と思ったら、今年は後2冊出るらしい。
ちなみに、アニメ版「化物語」DVDのCMのセリフは、この本のセリフからだった。
どこまでマニアックなんだ。
[amazonjs asin=”4062836793″ locale=”JP” title=”偽物語(上) (講談社BOX)”]