少し前から気になっていたシクロクロスの大会が、埼玉で行われているらしい。
それも先日行ったばかりの吉見町である。
大会スタッフに当日のスケジュールを確認して、自転車で行くことにした。
しかし、近くはなかった。
久しぶりの暖かい週末なので、MTBのタイヤに空気を入れて、勇んで出発した。
ところが風が強く、なかなか進まない。
うちから10キロの川越で、疲れてモスバーガーで休憩してしまう始末。
東松山を抜けて、吉見総合運動公園までは30キロを越えていた。
到着しただけで疲れてしまった。
吉見総合運動公園は広大で、会場を探すのに手間取った。
大会がわりとこぢんまりとしていたので、見つけにくかったというのもある。
参加者と見学者が同数くらいのアットフォームな大会だった。
シクロクロスは、ロードバイクのような自転車に太いタイヤを履かせ、オフロードを走る競技である。
公園の中に通行止めのテープが沢山ある、と思ったら、シクロクロスのコースだった。
コース上には障害物が設置されており、障害物を越えるためには、自転車を担いで走ることになる。
公園の中からスタートして、荒川の土手を上るコースを何周かするようだった。
短距離ではないせいか、鬼気迫る感じはなく、走っている人間は大変だろうが、見ている分にはのどかな感じの大会である。
「ガンバ!」という見学者の声援も微笑ましい。
そこそこ年のいった人や、おなかの出ている選手もいて、楽しむための大会だと思える。
到着が遅かったので、見られたのは最終レースだけだった。
これなら参加しても楽しいかもしれない、と思わせる大会だった。
ただ、一人で参加するのは寂しそうだ。
帰りは荒川サイクリングコースを使った。
往復70キロで、腰が痛くなった。