ゾーン・オブ・ザ・デッド

ゾーン・オブ・ザ・デッド [DVD]「ゾンビ」主演のケン・フォーリーが出ているだけでも、観る義務はある。
予告編は派手だったが、本編は渋い話に仕上がっていた。
悪くはないが、人に勧められるほどでもなかった。

予告編ではやたら銃撃シーンが多く、DVDのジェケットでも、ゾンビとの戦争映画のような説明だった。
しかし、実際のドンパチは最後に集中しており、それまでは、よく言えば丁寧な、悪くいえば地味な作品だった。

舞台がセルビアというのが、また渋い。
政府が極秘に開発していた死者を蘇らせるガスが事故で漏れだしてしまい、街がゾンビで溢れかえる・・・というお決まりのパターン。
ケン・フォーリー演じる元CIAの警官は、退職前の最後の仕事として、新人女性刑事が仕切る囚人護送のサポートをすることになる。
そして、ゾンビに襲われ、逃げまどうことになる。

いつも苦笑いしている囚人は、父親がチェルノブイリ事故(実はゾンビ事件)に巻き込まれたため、やたらゾンビに詳しい。
そして、強い。
実はいい奴なのだが、何者かは最後まで謎だった。

ケン・フォーリー主演なので、「ゾンビ」のオマージュが色々あって、ファンを喜ばせてくれる。
ショッピングモールに立てこもろう、という提案に、ケン・フォーリーが速攻で却下したのは笑った。

ゾンビが集団で昼寝(日光浴?)しているシーンはなかなかシュールである。
またガスを浴びた一次感染者は素早く、噛まれて死んだ二次感染者は遅い、という新しいルールを作ったり、楽しませてくれるところもあった。

でも、もう一度観たいというほどの作品ではなかった。

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