怪盗探偵山猫

怪盗探偵山猫 (角川文庫)「心霊探偵八雲」の作者による新シリーズ。
今度の主人公は怪盗である。
軽快なテンポでとても読み易い。
1巻では、登場人物の紹介という感じで、まだ設定さえも明らかにされていない。

所謂ライトノベル的な小説である。
「化物語」の西尾維新のおかげで、ライトノベルにもかなり慣れてきた。
小説とマンガの中間と捉え、物語と会話を楽しめばいいようだ。

飄々とした窃盗犯山猫、気が弱い巻き込まれ型の記者勝村、男勝りの女刑事さくらと、プロトタイプ的だが楽しい登場人物たちの紹介だけで、1巻は終わっている感じがする。
山猫がなぜ泥棒をして、そのお金をどうしているのか、基本的な背景さえも明らかにされていない。
アニメの第1話という感じである。

ひょっとしたら化けるかもしれないし、しばらくは、気長に読んでみることにする。

[amazonjs asin=”4043887078″ locale=”JP” title=”怪盗探偵山猫 (角川文庫)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です