IT企業のあるべき姿について、マーケティングを中心にうまく説明されている。
こういう当たり前のことをIT業界はしていないのが問題である。
しかし、いざ自分でやろうと思うと、なかなか難しい。
IT企業の行うべきことが、以下のステップで説明されている。
自分が一番になれる領域を見つける。
企業の強みを明確化する。
マーケティングとセールスで現場を動かす。
マーケティングの世界ではごく当たり前の話だが、経営不在での急速に成長して来たIT業界では経営戦略が弱い。
今後は普通の企業として、避けては通れなくなることだろう。
様々な手法が紹介されているが、船井総合研究所独自調査結果の数値が興味深い。
IT投資の予算傾向の金額など、信頼性はさておき、出せるだけでもさすが船井総合研究所である。
手元にあって良い一冊だと思う。
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