PUSH

PUSH 光と闇の能力者 [DVD]宣伝文句は「光と闇の超能力者の戦い」である。
あまりにもありふれたテーマに期待していなかったが、予想に反して面白かった。
このレベルのB級SF映画が、沢山出来ればいいのに。

ナチスが始めた超能力者の研究は、ドイツ敗北後も秘密裏にアメリカで続けられていた。
その組織では、超能力者のパワーを高める薬の開発に成功したが、脱走した超能力者に持ち去られてしまう。
落ちこぼれの念動力者である主人公と未来視の少女を中心とした組織に属さない超能力者と、組織の超能力者による薬を巡る争奪戦が香港で展開する。

舞台が香港だというのが、まずいい。
異国情緒満載の街での超能力者同士の熾烈な戦いは、アンバランスさが引き立ち、いい絵になっている。
また、MTVのようなスタイリッシュな映像も楽しい。

ちなみに「PUSH」とは、相手に存在しない記憶を埋め込める能力。
主人公の能力ではない。

両陣営に未来視が居るので、どうやってその裏をかくかが大きなポイントになる。
主人公の取った方法は、ちょっと考えれば矛盾だらけなのだが、物語としては見ていて面白い。

一応最後にどんでん返しもあり、続きが知りたくなるが、きっと失敗するので絶対作らないで欲しい。

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