敗走記

敗走記 (講談社文庫)奥さんの視点ではあるが、水木しげる御大の半生を知る事が出来る「ゲゲゲの女房」にハマっている。
その中でも大きく取り上げられた「敗走記」が、amazonでもベスト10に入っていた。
恐るべし!朝ドラ効果!!

水木しげるによる戦記モノのいいところは、登場人物たちの普通さである。
よくある戦争小説・マンガと違い、登場人物たちはヒーローではない。
戦況もわからず、上官に虐められ、生きるのが精一杯である。

この「敗走記」でも、敵と戦っているよりも、日々の食料を探していることの方が多い。
そして大本営の方針により、無為に死んでいく。
戦争に参加した多くの人間にとっては、これが現実だったのだろう。
戦争が美しくはなく、当事者に取っては惨めなだけであることを確認するには、重要なマンガである。

だからといって、面白いかというと、それほどでもない。
やっぱり、水木しげるは、妖怪がいい。

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