SPEC

SPEC I (角川文庫)今シーズン一押しのドラマ「SPEC」のノベライズである。
ドラマの放送と同時並行でノベライズを出版する、野心的試みである。
しかし、ノベライズは所詮ノベライズだった。

「SPEC」は、公安の超能力対策チームが「SPEC」と呼ばれる超能を持つ犯罪者と戦うドラマである。
「TRICK」の堤監督をはじめ、「ケイゾク」のスタッフが10年振りに集結した、久々に気合の入ったサスペンスドラマである。
作品世界は「ケイゾク」と繋がっているので、「ケイゾク」のキャラやネタが登場し、ファンにはたまらない作品になっている。

ひょっとしたら、ドラマでは語られていない設定がわかるかと思いノベライズを読んだが、たいしたネタはなかった。
シナリオを元に書き起こしているのだろうから、ほぼドラマとの違いはない。
逆に、ドラマと違うところは、役者のアドリブや現場での変更ではないか、とマニアックな楽しみ方は出来る。
ドラマでは聞き取り難かったセリフの確認が出来る、というメリットもある。

[amazonjs asin=”4043534035″ locale=”JP” title=”SPEC I (角川文庫)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です