ウォッチメーカー

ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)評判の高い「ウォッチメーカー」がやっと文庫オチした。
ディーヴァーの作品を読む時は、騙されないように気をつけて読むのだが、今回も騙された。
怖るべきエンターテイメント職人である。

事故で首から下が麻痺した元鑑識のリーンカーン・ライムが、証拠を元に緻密な推理で犯人を追い詰めるのがこのシリーズである。
今回の敵「ウォッチメーカー」は、シリーズ最大の敵という噂だった。
ところが、読んでみると、「ウォッチメーカー」は失敗ばかりしていて、なかなか被害者も出ない。
なんだ評判倒れかと思ったら、とんでもないカラクリが待っていた。
ミステリーにおいて、動機の重要さを改めて実感した。

今回は、新しいキャラクターが登場する。
相手の言動から確実に嘘を見抜く「人間嘘発見器」と呼ばれる女性捜査官キャサリン・ダンスである。
証拠のみを信じるライムの捜査方法は説得力があるのだが、シリーズも巻を重ねて若干飽きて来たところがある。
心理面の分析が加わったことで、また違った味わいのある小説になっている。

ダンス主人公の作品も、早く文庫オチして欲しい。

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