とても評判の高い伊坂幸太郎の小説である。
総理大臣暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃避行。
ビックリするようなアイディアはないが、爽やかな小説である。
この小説では、いくつかの時点を、現在と主人公の大学時代を交互に描いている。
はじめはまどろっこしいと感じていたが、帰るべき世界である大学時代があったからこそ、最後の爽やかな読後感に繋がる。
主人公の意外な協力者が楽しい。
彼だけが西尾維新のキャラクターのようである。
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