キング・ゲイナー

オーバーマン キングゲイナー BDメモリアルBOX [Blu-ray]「ガンダム」の富野監督による明るいアニメ。
シベリアから日本に向かうという発想が面白い。
近頃のアニメより人間がイキイキと描かれている気がする。
ラストは、やっぱりグダグダだったが。

近頃レンタルビデオ屋では、旧作が1本100円だったりする。
だから、見損なったテレビシリーズをまとめて借りてくることがある。
ハズレることも多いのだが、今回の2つはアタリだった。
そのうちの1つが「キング・ゲイナー」である。

「ガンダム」で有名な富野監督による、比較的最近の作品である。
のっけから富野節が炸裂している。
これが高校の頃に楽しんだ富野アニメだった。
毎作新しい世界観を構築し、ロボットアニメを展開する。
この楽しさは、とても懐かしい。
ガンダムの資産を食い潰すのではなく、やはりオリジナルで頑張って欲しい。

人類が地球環境を破壊してしまった未来。
地球環境を回復させるため、人びとはシベリアなどの一部の地域で生活している。
地球環境が回復したことを信じ、シベリアから故郷の日本へ脱出(エクソダス)しようとする一団があった。
シベリアの都市国家の物流を独占し、利益を得ているシベリア鉄道は、エクソダスの阻止に動き出す。

まず、シベリアという舞台設定が渋い。
シベリアから日本までの逃避行は、現代でもあまり時間がかからないが、都市国家の都市ユニットを引っ張りながらの旅なので、なかなか進まない。
ほとんどが雪の中というロボットアニメは、他にはないだろう。

キャラクターはロシア人っぽい人と、怪しい日本人の末裔が多い。
その人達が、時には戦い、生活しながら旅をしている。
主人公の乗る特殊能力を持つロボット(オーバーマン)は別だが、他のメカは、ほとんど搭乗員が顔を出している。
文句を言いながら戦うのが微笑ましい。

戦いそのものも緊張感が薄い。
シベリア鉄道が襲ってくる理由は利権を守るためだし、中央政府からやって来た男の狙いは、妹をたぶらかした相手への復讐である。
毎回やられる敵は、タイムボカンのノリである。

富野アニメにしては、キャラクターに共感が持てる。
ヒーロー、ヒロインに当たるキャラは両思いで、ラブコメのような展開もある。
主人公をエクソダスに巻き込んだエクソダス請負人は、最初から最後まで、カッコよく、頼れる兄貴だった。

悪魔的な力を持つオーバー・デビルの登場からラストまではグダグダだったし、回によっては絵がヒドいが、とても楽しいアニメだった。

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