劇場版あしたのジョー

あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]今更とは思ったが、ダイエットバラエティのPodcastで、身体を観るだけでも価値があるという話だったので、「あしたのジョー」を観てきた。
確かに凄かった。
でも、時代が違うという感じは否めなかった。

「あしたのジョー」は、リアルタイムで連載を読んでいたわけではないが、単行本は全て読んだし、アニメ版も楽しんだ。
だからこそ、今になって実写化するのは、とても違和感があった。
しかし、実際に観てみると、なかなか良くで来ており、最後まで楽しむことが出来た。

やはり、力石の身体が凄い。
矢吹ジョー役の山下君も頑張っているが、力石には敵わない。
「デスノート」の時も本当に「エル」がそこに居たことに驚いたが、この映画でも、紛れもなく力石がそこに居た。
おかしな話だが、その身体はマンガのようだった。
人間の身体には、絵画のような筋肉が付くことを知った。

物語はジョーがドヤ街に現れてから、力石が死ぬまでである。
「ピンポン」を撮影した監督は、無駄のない演出で最後まで飽きさせない。

だが、やはり時代が違う。
21世紀の日本では、バックボーンになっているハングリー精神に説得力がない。
古いコンテンツのリメイクではなく、現代ならではの映画を作ってもらいたいものだ。

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