アイディアを10倍生む考える力

アイディアを10倍生む考える力考えることは気持ちがいい。
「つながらなかったものがつながる快感」に目覚めると、次のまた考えたくなる。
という面白い発想に基づいた、アイディア創出の解説書である。

まず、
「考える」ことは爽快なスポーツである
つながりを発見する作業こそ「考える」ことの基本だ。
という割り切りが素晴らしい。

この本は、全編ノウハウの塊のようだが、私が気に入ったとことだけ、今後利用するためにメモしておく。
ひとつひとつにコメントを加えるには分量が多すぎるため、引用のメモにとどめる。
とりあえず、音読からチャレンジしてみようと思う。

課題が決まると、アイディアは出しやすくなる。
積極的に自分で考えるようにするためには、自分に対して、課題を設定すればいい。

運動でウォームアップするように、音読や単純計算をやると、脳が活性化して、エンジンが温まって回った状態になる。
集中するためには、ウォーミングアップがどうしても必要だ。
頭の働きもエンジンと同様で、温まるまでにけっこう時間がかかる。
休んだり、イライラして書けない時間も含めて、ムダな時間とは考えず、それをウォーミングアップの時間として、計算のうちに含めてしまう。

集中するために、場所を変えることと、そのタイムリミットを有効活用する。
時間を小刻みに区切って集中する。
自分で小刻みに時間を区切って、集中して考えて結果を出す訓練を自分に課して、習慣づける。

考え続けていられるというだけで、考える力の質が高くなる。
量が質に転化するからだ。

ある条件を変えると、他のことまで連鎖していろんなことが変わってくる。
変化を考えるうちにアイディアが湧いてくる。
連鎖していろいろ考えるための刺激剤として「もし」を使ってみる。
つながりそうもないものがつながってくるのが、「考える力」を上げる非常に有効なポイントである。
違和感をベースにしたつなぎ方を意識する。

語感や言葉のイメージというのはたいへん強い。
ちょっとした思いつきにも必ずネーミングしてみる。

「行きあたりばったり力」を活用する。
その場で何か起こっていることを、自分の発想に組み込む。
「いま考えているテーマにつながらないかな」と考えてみる。

自分にとっての先達(指導者、案内者)を持つことも必要だ。
先達は一人ではなく、三人持つといい。
さらにいえば、三人の先達を固定しない方が視野が広くなる。

考える作業に手作業を持ち込む。

スパークリングパートナーのような人をつくり、徹底して延々とディスカッションする。
対話をするのは、「考える力」を伸ばす王道だ。

対話を自分一人でも出来るようにする。
他の人を自分の中に内在化させ、内側に組み込み、自分の中に複数の視点を持つ。

長時間ぶっ続けの音読で脳のレベルアップをはかる。
4、5時間音読を続けると、音読が終わっても、その集中に慣れてしまい、頭の回転が止まらない状態になる。
音読破した後では、脳の能力自体がアップしている。
脳をフルに働かせ、一度辛い状況まで追い込んで、その状態を突破すると、後が非常に楽になる。

散歩は、一人の時間の中でリズミカルな運動をすることで、安定した思考が進む。
散歩をするときには、何か考える課題を準備しておくといい。
思いがけない発想が思いつくことがある。

[amazonjs asin=”4479791760″ locale=”JP” title=”アイディアを10倍生む考える力”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です