斎藤孝の天才伝「空海」

齋藤孝の天才伝4 空海 人間の能力を最大限に発揮させる「マンダラ力」 (斎藤孝の天才伝 4)空海の凄さは夢枕獏の小説で知っているつもりだったが、宗教と書以外にも天才的な活動をしているのは知らなかった。
空海の方法論が、齋藤孝さんに色々と影響しているのだなあ、と思った。

空海は建築土木の分野にも才能があり、日本初の学校まで作ったというのだから、レオナルド・ダ・ビンチばりの万能人である。
著者によると、鎌倉仏教(浄土宗、浄土真宗、日蓮宗)は、空海の開いた密教の三密(口密、親密、意密)という三本柱の中の一つを取り出して、それに徹して広がったというのだから恐れ入る。

著者の唱える音読による脳の活性化と同じことを、空海は真言を100万遍唱えることで実践していたという。
何回唱えたか忘れないために、数珠で数えるのだそうだ。
なるほど、と思った。

空海は知識だけでなく体験を重視する。
その方向性が最澄と袂を分かった原因のようだ。

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