斎藤孝の天才伝「ピカソ」

齋藤孝の天才伝3ピカソ 創造のエネルギーをかきたてる「未完成力」斎藤孝の天才伝シリーズ、3つ目は「ピカソ」
この本を読んで知ったが、ピカソはホントに天才だ!

残した作品が8万点だという。
量を質に転化する最高の仕事人だった。
まず量をこなそうという姿勢には、学ぶべきものがある。
大量の仕事ができる人は、小さな違いの重みが理解でき、小さい違いというものに敏感で、その差異を味わっていくことで自分を飽きさせない、ということだ。

また、様々な分野の人たちと交流を持ち、多くの恋をした。
自分のパワーを上げるように動き、刺激を生きるエネルギーに最大活用していた。
生まれつきの精力の問題以上に、それをかき立て続け、循環を良くし、精力の泉がどんどん湧くような好循環に入るための工夫をしている。
イマジネーションが出やすいように自分をセッティングしているのである。

ピカソは革新的な芸術家というイメージがあるが、多くの先輩芸術家を学び、いいものを吸収しつくすまで真似る。
トコトン真似ることで、自分なりの方法を発見出来る。

絵は「完成させることは殺すこと」と考え、未完成の状態で絵を放置することがよくあった。
完成したと思ったら、進歩はそこまで、ということだ。
未完成だから進歩がある、としている。

自己表現とは、自分の内側のものを表現することではない。
外の世界から求められているものを、自分という器を通して表れるものだ。
常に現実と向き合い、膨大な作品を残したピカソの姿である。

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