かねてから興味のあったキャニオニングに行って来た。
キャニオニングとは、要するに沢登りである。
ウェットスーツを着て沢を散策し、川を滑り下りたりする。
場所は水上。
珍しくうまく出来ず、波に揉まれまくったが、楽しかった。
プー太郎2号と二人なので、空いているであろう9月の木曜日に、以前スノーシューで利用した水上のショップ「マックス」を予約した。
関越は工事で1車線のところが多かったにもかかわらず、予定より早く現地に到着してしまった。
水上の駅前の喫茶店で時間を潰し、ラーメン屋で昼食を食べた後、ショップに行くと、ラフティング用の集合場所だった。
どうりで人が多いと思った。
慌てて土合のスノーシュー&キャニオニング用の集合場所へ向かった。
キャニオニングツアーは、やはり少人数だった。
我々以外は、カップルが2組。
ガイドが2人付くので、合計8人のパーティーである。
まずはウェットスーツ(今回は5mm)と分厚いライフジャケット着て、ヘルメットをかぶり、ヒップカバーを巻く。
このカバーは、川で石を滑り台にする時のための装備である。
濡れた石で滑らない専用のシューズを履くと、嫌が上にも気分が盛り上がる。
壊れる恐れがあるので、カメラを持っていけなかったのが残念である。
ショップから川までは、歩いてすぐだった。
しばらくは、川沿いに山登りをする。
ウェットスーツを着て山の中に居るのは、とても不思議で、なんだか楽しくなって来た。
ウェットスーツでの山登りはそれ程辛いものではなく、滑りにくいシューズは安心感があった。
台風の影響でキャニオニングはしばらく中止していたという話で、ちょうど昨日から再開したようだ。
ラッキーである。
その上、今日は暑くも寒くもなく、絶好のキャニオニング日和である。
登りで身体が暖まって来たので、頭まで川に浸って冷やすことになる。
川の水が冷たかったのは一瞬で、すぐに慣れて、過ごし易くなった。
そして、川を滑る。流される?
川の滑り方には幾つかのパターンがある。
まずは、すべり台のようにお尻で滑る方法。
この時は、腕をへその辺りに組んで、肘が身体の幅から出ないように気を付ける。
ビックリするほど、鼻から水が入る。
次は、うつ伏せになって、頭を下にして滑る方法。
「アンパンマン」のように腕を突き出せと言われる。
流されている時に、岩にでもぶつからないか不安だったが、かすり傷ひとつ出来ることもなく、すぐに慣れた。
もうひとつは、仰向けになって、頭を下に背中で滑る方法である。
落ちて行く先が全く見えないので、とても怖いだろうと思っていた。
しかし、滑っている最中に空がみえるので、これが一番楽しかった。
通常、私は、この手のアクティビティは無難にこなすのだが、今回はなぜかうまくいかなかった。
波に揉まれるし、滝に引き込まれそうになるし、最後には頭から一回転して「スケキヨ」状態になってしまった。
まあ、それはそれで、指示通り出来てしまうより楽しかった。
ツアー終了後、ツアー中に撮影した写真と動画が入ったCDを販売していた。
2,000円だったので、購入は見送ることにした。
非日常的雰囲気が嬉しい、とても楽しい遊びだった。