登山部の秋山登山は瑞牆山だった。
瑞牆山は2007年にも登ったことがあり、楽勝なイメージがある。
ところが、困ったトラブルが起こり、苦労することになってしまった。
西国分寺駅に朝7時集合で、今回も参加メンバーは10人。
車2台に分乗し、出発した。
予定通り中央高速の八王子入り口前で渋滞につかまり、瑞牆山登山口駐車場に到着したのは、予定よりも1時間遅い11時だった。
そこで問題が発覚した。
前日の夜に、チェックリストを作って持ち物を確認したはずなのに、一番重要な登山靴を忘れてしまったのだ。
駐車場で待っていることも考えたのだが、行けるところまで行って、ダメなら引き返す方針で、普通の靴で挑むことにした。
革靴でこそないものの、10年以上履いているため靴裏がツルツルで、グリップは全く期待出来ない。
雪になる恐れがあると言われていたので、気合を入れて冬山装備を持って来た。
しかし、近頃無かったほどのいい天気だった。
ちょっと動くと暑くなり、上半身は半袖のTシャツで登ることになった。
滑らないように、いつもより慎重に進む。
瑞牆山は、ゴツゴツした岩が特徴的な山である。
山頂近くになると岩の間を縫うように登ることになる。
これがアスレチックのようで楽しい。
テンションが上がって、いままでの疲れを忘れてしまう。
靴のグリップに自信があればもっと楽しめたのに、残念である。
山頂に到着してから、メンバーの一人がリタイアしていたことを知った。
どうやら車酔いだったらしく、そのまま体調が戻らなかったので、途中の小屋で待つことにしたようだ。
山頂で少し遅い昼食となった。
寒い中での食事を想定していたので、今回のランチもラーメンである。
雪が降るほど寒くはなかったが、日が陰ると風が冷たいので温かいラーメンはやはり嬉しい。
下りはあっという間である。
10人居るとチームが幾つかに別れる。
私が一緒に行動したセカンドチームは、コースタイムの半分くらいの時間で駐車場に到着した。
下っている間は、靴が壊れないか心配で仕方なかった。
いつもより余計に疲れてしまった。
下山の後は、増富の湯でぬるい湯に浸かり、双葉SAで1,400円もする豪華なカツカレーを食べた。
中央高速がびっくりするくらい空いていて、22時前には西国分寺に到着した。
普通の靴で無理な登山をしたので、膝が痛くなってしまった。