とても淡々とした映画である。
それが悪いわけではないが、このネタでアニメ映画の企画を通せるのはたいしたものだ。
ハナが大学で見かけた男は、狼男だった。
二人は共に暮らすようになり、二人の子供をもうけた。
子供達も人間であり、おおかみであった。
子供達を守り、自分の将来を選べるように、ハナは田舎に住むことにする。
基本的にはそれだけの話である。
とにかく子供達が可愛く、自然が美しく、人々が優しい。
そしてお母さんが、どこまでも穏やかで、前向きで、子供達を愛し、信じている。
理想的なお母さん像かもしれない。
この監督は、今後どのような方面に進むのだろう。
楽しみだ。
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