ネットで政治が語られることが多くなったが、現実の政治にはほとんど反映されていない気がする。
この本は、タイトルこそ煽っているようだが、ネットと政治の状況を冷静に分析し、今出来ることを各自が実行することを薦めている。
まだまだネットユーザーは、政治に影響を与えるには絶対数が少ない。
このような事実を踏まえた上で、単に煽るだけではなく、冷静な見方をしている。
まずは、ネットを使った政治の監視と公開から始めるのが良いというのもうなずける。
ニコ動で党首討論が放映されるなど、時代は動いている。
既存メディアへの信頼が失われているのも大きい。
しかし、統計を見ると、まだまだ大手メディアが信頼されているのも現実である。
政治だけでなく、国民による大手メディアの監視も必要だと思う。
まずは、ネットでの選挙中の政策宣伝を許可して欲しい。
比較する方が不便で仕方ない。
政見放送もストリームにしてくれれば、見たい時にチェック出来る。
ヨーロッパにおけるデモの感覚も面白かった。
ヨーロッパでは、お祭りに行く感じでデモに参加するらしい。
しかし、結果的には市民の集団が為政者へのプレッシャーになっている。
そんなデモなら参加してみたい。
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