1922

1922 (文春文庫)久しぶりのキングの短篇集。
と言ってもキングだから短編の長さは中編になるので、作品は2つだけである。
どうでも良いネタを読ませる実力は健在。

「1922」は、妻を殺害し、古井戸に捨てた男の顛末を淡々と語っている。
井戸の底からこちらを見上げる妻の顔が、リアルに迫って来る。
やはり上手い。

「公正な取引」は、悪魔に友人の不幸を願った男の話である。
読み終わった後に、不思議な違和感があった。
よく考えてみたら、悪魔と取引した男には、何のペナルティも発生しなかったのだ。
そして、不幸になっていく友人の姿を、主人公と共に楽しんでしまった自分に驚く。

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