まおゆう 魔王勇者

まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」アニメ版がとても中途半端に終わったので、たまらず原作を購入してしまった。
本編5巻と外伝3巻+ラジオドラマ3本。
アニメは2巻の途中で終わっていたので、先は長かった。
面白かったので1週間で一気に読み切った。
読書以外の生活機能はほとんど止まってしまった。

人間界と魔界が戦争している世界で、勇者と魔王が手を組んで戦争を終わらせようとする物語である。
その方法が、経済学を基本としているのが面白い。
ファンタジーは結構読んでいるが、経済学を中心にしている小説は知らない。

戦争に経済的に依存している世界を変えるために、まずは農業改革に手を付ける。
魔王の影響を受けた商人は、ハイパーインフレーションで貴族の没落を狙い、小麦の買い占めで二大通貨制を目指す。

過去の世界に、タイムトラベルで現代の技術を持ち込むSFは多い。
そうすることで、科学技術のメリットがより明確になる。
この小説では、中世の世界に近代経済学を持ち込むことで、経済学を分り易く説明している。

そうは言って魅力的なキャラクターが多く、ファンタジーとして十分楽しめると思う、
でも、私の周りの人間にはあまりウケが良くない。
ひょっとすると、私は「経済学」が好きなのかもしれない。

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