ファーブル昆虫記3セミの歌のひみつ

ファーブル昆虫記〈3〉 セミの歌のひみつファーブル昆虫記の3巻目のテーマは、セミとアリマキ、ガと毛虫である。
相変わらず興味深く、面白い。

セミの幼虫の期間がとても長いのにはビックリする。
アリが家畜のように世話をするアリマキ(蟻牧)を狙う天敵たちの攻撃は恐ろしい。

セミは、成虫になってからは、2、3週間生きればいいほうですが、幼虫の時代は何年も続きます。
日本のアブラゼミでは、5、6年、北アメリカのジュウシチネンゼミは、その名のとおり、17年も土の中にいます。
ファーブル先生の研究したフランスのセミは、4年ぐらい、土の中ですごすようです。

一晩のうちに怪物(ヒラタアブの幼虫)は、長さ16センチにわたって枝をおおっている、アリマキのむれを全滅させました。
16センチの長さのむれには、約300ぴきのアリマキがいたでしょう。
1晩で300ですから、2、3週間も食べつづけて成虫になる怪物は、おおざっぱに計算して、数千びきのアリマキを食べることになります。

それからこのクサカゲロウの幼虫は、へんなことをします。
アリマキの体液をすったあとのぬけがらを、自分の背中にどんどんくっつけていくのです。
そうやって、まるで、ボロきれをいっぱい背中にしょったすがたになって、自分が目立たないようにしているのでしょう。

ファーブル先生の研究はとても楽しそうだ。
しかし、忍耐と、独特の美的感覚が必要なようだ。

メスのガのフェロモンに寄って来るオスのガが、部屋の中をたくさん飛び交う姿はちょっと気持ち悪い。
このガは、小鳥くらいの大きさがあるのだ。

隊列を作って歩く毛虫を、鉢植をの縁の円を歩かせる実験も面白い。
円に終わりがないので延々と歩き続ける毛虫には、本能の限界が感じられる。

昆虫の生態は面白く、デザイン的にもとても興味深い。
しかし、なぜか、ガや毛虫は、なぜが怖気が立つほど気持ち悪い。
実際に毒のある虫はほとんどいないのに、このどうしようもない嫌悪感はどこから生まれるのだろう?

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