経済学をメインテーマにしたファンタジー「まおゆう」の影響で、経済学を体系的に勉強したくなった。
というわけで、いま売れているらしいこの本を読んでみた。
新聞で話題の経済問題が多少は分かるようになった気もするが、しっかり記憶出来た自信はない。
今回読んだのは、国家や金融機関の動きを扱った「マクロ編」である。
作者のお薦めは、生活に直結した「ミクロ編」を先に読むことのようだ。
確かに、まず「ミクロ編」から読んだ方が、実感が得られたと思う。
マクロ経済政策は、以下のように目標がはっきりしている。
この複雑な世の中で、目標がシンプルに決っているのも珍しい。
1.経済成長
2.失業率の低下
3.インフレ率の低下
4.持続可能な国際収支
この本の特徴として、非常にシンプルな原理をまず説明して、その変形や拡張で世の中の現象を説明していく。
例えば、こんな感じ。
金融資本の需要量と供給量はかならず一致しますから、これらの2種類の需要を足したものと、2種類の供給を足したものは、つねに等しくなります。
つまり、「国民貯蓄」+「国外からの資金流入」=「民間の設備投資」+「政府の借り入れ」ということです。
元になる理屈が単純なので、何となく分かったように気になる。
しかし、他人に説明出来るほど、理解し、記憶しているかは自信がない。
今回は図書館から借りたが、購入して、手元に置いておいても良い本だと思う。
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