ひとりだけで会議を行い、問題解決のアイディアを得たり、行動につなげるための方法を解説している本である。
ひとりで考えることの多い私には、ぴったりの本だと言える。
「ひとり会議」とは、具体的には以下のような方法で行う。
- 今直面している問題をすべて書き出す。
- それぞれ「どうなればいいか?」という質問のカタチに変える。
- それぞれ「どうすればそうなるか?」という質問のカタチに変える。
- それぞれの答えを「◯◯する」ろいうTo Do のカタチにして、スケジュール帳に書き込む。
ひとりでじっくり考える時間を持つのは、抱えている問題が整理され、漠然とした不安が取り除かれるので、精神衛生上も良い、というのは多くの本でも書かれている。
この本の良いところは、「まずは楽しくなければいけない」とし、いかに楽しくするか考えるように促しているところだ。
大人になると単純に楽しいと思えることが減るので、努力して自分の「楽しさ」を発見し、育てなければならないと思う。
また、やる気のない時の対応方法まで教えてくれる親切さである。
この内のいくつかは、私も実践しているが、効果はある。
- 「ちょっとだけやってみない?」と自分に声をかける。
- 「どうすればこの作業が楽しくなるか?」と自分に質問する
- まずは簡単な作業を、まるで芸術作品のように、丁寧に時間をかけて仕上げてみる。
- 「今からこれをすると、なにが手に入る?」と自分に聞く
- 「ねばならぬ」気持ちになったら仕切り直す。
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