折れた竜骨

折れた竜骨 上 (創元推理文庫)舞台は中世のイギリス領の小さな島。
その島に不死の海賊が襲ってくるという、いかにもファンタジーらしい設定。
しかし、あくまでも殺人犯を探すミステリーだった。

「氷菓」シリーズの作者がファンタジーを書いたので、どのような作品かと思ったが、きっちりミステリーだった。

中世の小さな島の生活や、一癖も二癖もある傭兵たちなど、とても魅力的に描かれている。
しかし、中心となるテーマは、誰が、どのように殺人を犯したかである。

最後に、探偵役の騎士が、儀式として関係者を集めた謎解きをするのが微笑ましい。
まさに探偵小説である。
また、キャラクター作りもうまい。
魔法騎士の師弟関係は、この作品だけで終わってしまうのは惜しい感じである。

ファンタジーとして描いて、ミステリーとして読ませる、不思議な作品だった。

[amazonjs asin=”4488451071″ locale=”JP” title=”折れた竜骨 上 (創元推理文庫)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です