アニメにもなったファンタジー「獣の奏者」シリーズの外伝である。
「獣の奏者」シリーズの登場人物たちの、本編では語られなかった4つのエピソードが含まれる。
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月別アーカイブ: 2013年10月
3Dプリンターで世界はどう変わるのか
何でも出来る魔法の箱のようにマスコミに扱われている「3Dプリンター」。
その現状を解説している。
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終物語 上
まず、感想としては、「化物語」ではないな、と思った。
怪異も出てこないし。
「物語」シリーズも残すところ数巻なのに、いまさら阿良々木暦の過去に戻っている場合か、心配になって来る。
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小暮写真館
スティーヴン・キングと宮部みゆきはの共通点は、映画やドラマより、確実に原作が面白いところである。
この「小暮写眞館」もNHKでドラマ化されているのだが、私は先にドラマを観てしまった。
観てから読んだわけだが、やはり、原作が一枚上手だった。
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花の鎖
湊かなえの得意とするところは、日常に潜む「悪意」を描き出すことだと思う。
それは見事で、爽快でさえあるのだが、場合によっては「日常」が全面に出過ぎることがある。
すると、昼メロのようになってしまう。
本作はギリギリのところで、そのラインを回避した。
そして、読み終わった時に、構成の見事さが分かる小説だった。
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大人の樹木学
近所の樹木の事がわかると、日々の生活に広がりが出る、と常々思っていた。
そこへの第一歩として、この本を買ったのだが、道のりは遠そうだ。
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極北ラプソディ
「極北クレイマー」の続編である。
北海道にある破産した地方自治体の病院に派遣された医師今中が、孤軍奮闘して病院立て直しのために戦うのが「極北クレイマー」だった。
颯爽と病院立て直しのプロの世良が現れるところで前作は終わっていた。
その後どうなったか、が本作で語られる。
3人の主人公をキッチリ描くのは、さすが海堂尊である。
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マリアビートル
「みんな悪人」という、どこかの映画のような話である。
たまたま同じ新幹線に乗り合わせた殺し屋たちが、ひょんなことから潰し合うことになる。
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物語の体操
小説の書き方についての本はたくさんあるが、物語の構造から創作を誘導する指導方法は珍しい。
それも体育会系である。
本書の中のレッスンでは、大量の物語を考えることを強要される。
物語を作る筋力を鍛えるには、量が必要になるのだ。
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狼王ロボ
「ファーブル昆虫記」が思いのほか、面白かった。
ファーブルと来れば、シートンだろう、とこの本を買った。
けれども、残念ながら「昆虫記」ほどの感動はなかった。
「動物記」で扱われている哺乳類は、人間に近く、その生態が昆虫ほど異質ではなかったのが理由かもしれない。
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