「パラソル奇譚」からのスピンアウトであるソフロニア嬢のシリーズも2作目である。
今回は、空中学園がロンドンに向かう。
もちろん陰謀が満載である。
1作目では、ビックリするほど楽しい冒険譚に、ゲイル・キャリガーの才能に驚嘆した。
それに比べると、今作は少し退屈だった。
まあ、毎回満塁ホームランというわけにはいかないだろう。
気長に楽しませてもらおう。
ソフロニア嬢は、お嬢様学校を装った女スパイ養成学校で、毎日スパイとしての腕を磨き、前代未聞の好成績を上げる。
そのため、友人たちとの間に溝が出来てしまう。
そんな折、空中を浮遊する学園はロンドンに向かうことになる。
その裏には、吸血鬼族を巻き込んだ秘密の実験が隠されていた。
というか、あまりストーリーを覚えていない。
私の興味に引っかかる要素が、とても少なかったのかもしれない。
特筆すべきは、「パラソル奇譚」のあの人が登場したことである。
ロンドンの洒落な吸血鬼紳士が、次巻から活躍することを期待する。
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