いかにモノを売るかについて、人間の心理から解説している。
人間は合理的に判断して買い物をするわけではない、という前提でテクニックを展開している。
本書の中で言われている通り、悪徳商法にも利用できる危うさがある。
理論としての面白さに欠ける気もするが、 多数の企業の販売コンサルティングをしているだけあって、テクニックには説得力がある。
実は私たちはいつも、”妥協”で何を買うか決めているのです。
不安という入り口から入り、相手の感情の変化を認めて、情報を与えてさらに関心を高め、比較検討させて、最後は「ひとまずは、お試しで」と妥協へと自然に動かしているのに気づいてほしいのです。
という考え方が本書の基本である。
人間心理の動きを予想して、段階的にアプローチする手法は、試してみる価値がありそうだ。
いまは時間がないが、また商品の販促フェーズに入ったら試してみようと思う。
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