いい加減、既存アプリをiOS7対応にしなければいけない。
iOS7から導入されたフラットデザインは、好きになれない部分もあるが、作法には従うしかないだろう。
ということで、この本を購入した。
iOS7のデザイン基本コンセプトは、次の3つらしい。
服従(Deference)
コンテンスに対して服従し、コンテンツを重視したデザインにすること。
明瞭(Clarity)
テキスト、アイコン、ボタンなど、画面を構成する各要素が分かりやすく、明瞭にする。装飾を無意味に目立たせず、あくまで機能を重視する。
重層(Depth)
バーやコンテンツなど、それぞれの要素をレイヤー化し、それらのヒエラルキーに合わせた深度を決めて、重ねるように奥行き(距離感)を表現する。
現時点では、分かったような、分からないような話である。
おかげで、ボタンの縁が無くなってしまい、分かりにくいことこの上ない。
iOS7のデザインガイドラインでは、アプリごとにキーカラーを一色決めることになっている。
その色の文字をタップすると、何らかのアクションが起こる、Webのリンクに似た考え方だ。
考え方しては分かるが、対応するためには、アプリのカラー計画を見直さなければならない場合もあるだろう。
この本では、iOS6とiOS7の各パーツの対比を、画面コピーを並べて解説している。
まずは、この辺りから自作アプリへの影響を検討してみようと思う。
しかし、iOS6用のアイコンサイズは57×57で、iOS7用のアイコンサイズは60×60とかいう、細かい変更は勘弁して欲しい。
この本では、既存アプリの移行方法として、次の3つの方法を提案している。
1.既存アプリをiOS7でも使えるようにする。
・iOS7移行時の不具合修正
・アプリケーションアイコンの調整
2.iOS7向けにデザインする。
・iOS7移行時の不具合修正
・アプリケーションアイコンの調整
・UIデザインをiOS7向けに変更
3.ユーザーのOSによってUIを出し分ける。
・iOS7対応アプリケーションにアップデート
・ユーザーのOSにより自動で表示を切り替える処理を追加
悩ましい。
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