しらゆき姫殺人事件

白ゆき姫殺人事件 [DVD]湊かなえの小説は、読んでいるだけで怖いので、とても生の人間が演じるのを見るのは耐えられないと思っていた。
しかし、この映画は、爽やかに終わっていた。
そして、いい映画だった。

化粧品会社の美人社員が殺され、犯人と疑われた同僚は行方不明となった。
お気楽なテレビ・ディレクターのつぶやきでネット上の噂が盛り上がり、証拠もないまま同僚を犯人扱いしてワイドショーまで放映される。

ネットやテレビの噂で作り上げられる虚像の恐ろしさを描いた本作は、とても「湊かなえ」的な話だと言える。
途中、ワイドショーでの無責任な発言を見ていると、不快感にいたたまれなくなった。

しかし、最後に救いがあるのが嬉しい。
今回は、原作を読まずに映画を観たが、映画ならではの美しさがあり、ちょっと黒澤明を思い出させるいい映画だったと思う。
幼なじみの2人が、それぞれの家でロウソクを灯して合図する絵は、映画ならではだと思う。
ディレクターが彼女に気付かなかったが、それをアシスタントが教えてあげないラストも余韻があって良い。

犯人と疑われる同僚を演じたのは井上真央である。
可愛いばかりのイメージの彼女だが、本作では見事に怪しい役を演じている。
黒目がちな美人が変人を演じると、こんなに怖いのかと関心した。
いい役を貰ったと思う。

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