ネットの世界でマーケティングをしている人たちの対談集である。
実務として最前線でやっている人は、色々と常識が違うなあ、と思った。
参考にするには、ちょっと敷居が高い。
ベンチャー企業社長の伊藤新之介さんが、以下の3人に教えを請う構成である。
イケダハヤト プロブロガー
中川淳一郎 ネットニュース編集者
出口浩明 ライフネット生命会長
ちなみに、ライフネット生命は、ネット専門の保険会社で、ネットを利用したマーケティングでは定評があるようだ。
以下のような視点は面白い。
しかし、実務に活かすのは、ちょっと難しそうだ。
長期的にメディアを運営するという視点に立って考えると、アーティスト寄りにならざる得ない時がくる(中略)マーケター寄りはコモディティ化してしまうからです。(イケダ)
結局、2ちゃんねる民、いわゆる「2ちゃんねらー」に刺さるかどうかなんです。
それが2ちゃんねるまとめサイトにいって、ソーシャルメディアに拡散されて、それを観た編集者なんかが拾ってネットニュースになる。
その中でも特に光るものがヤフー・トピックに上がるサイクルなわけですよ。(中川)
60代の感性で議論しても、無意味なわけです。
それは僕にとっても時間の無駄だし、聞くほうにも無駄なわけです。
ですから、マーケティングには、僕は一切口出ししない。
「これをやってくれ」と言われたら、何でもやる。
そして結果だけで判断する、と。(出口)
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