近未来の警察アクションアニメ「サイコパス」の最終章は劇場版だった。
この頃よくある方法だが、「サイコパス」に関しては成功したと思う。
設定は良いのだが脚本に無理があったテレビ版とは違い、劇場版よく出来たストーリーになっている。
世界に視点を移したことで、日本の異質な状況の意味が鮮明になったと言える。
戦闘シーンも派手になり、大画面向けである。
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月別アーカイブ: 2015年1月
スカウト52
無人島でキャンプをしていた少年たちを遺伝子改造された寄生虫が襲う!
ネタはこれだけ、ド直球のSFホラーである。
これだけでのネタで580ページを書き上げ、そして読ませる。
ただし、かなりグロい描写が多いので万人向けとは言えない。
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第63回 勝田全国マラソン
人生2回目のフルマラソンは、茨木の勝田だった。
夜明け前に家を出るのは辛い。
でも、天気も良く、風もほとんどない絶好のマラソン日和だった。
ペース配分を間違えてかなりしんどい思いをしたが、結果的に前回よりも30分程度タイムが良くなった。
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世界史の極意
「新・戦争論」で佐藤優に興味を持ったので、彼の歴史観を知るために、更に本を読んでみることにした。
彼の提唱する「新・帝国主義」は、なかなか面白く、説得力がある。
残念ながら、その思想の背景となる歴史的事実を、人に説明出来るほど憶えることが出来なかった。
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新・戦争論
佐藤優には少し前から興味はあったのだが、あまりに顔が怖いので、なんとなく避けていた。
池上彰との対談ならマイルドだろうと思い読んでみたら、当たり前だが、顔とは関係なく興味深い視点を持つ人だった。
歴史的観点の重要さ、それも普段あまり縁のない中央アジアやロシアの歴史の重要さを感じさせる本である。
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ヤバい統計学
統計学の凄さを語るのでも、嘘を暴くのでもなく、統計学の有用性と限界を多くの事例で解説している。
身近な事例を元に、統計学的見地からの興味深い説明が多い。
因果関係が分からくても、有効的なら利用するという、応用科学としての統計学を理解出来る本である。
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僕らは都市を愛していた
神林長平を読んだのは、大学生の頃以来かもしれない。
当時台頭して来た新しい日本人SF作家の一人として、とてもハードなSFを書いていた印象があった。
今回新作を読んで、彼がハードなだけでなく、感傷的な作家でもあることを思い出した。
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谷川真理ハーフ2015
今年の谷川真理ハーフは、ハーフとしての記録を更新するか、次のフルマラソンへの調整とするか迷うところだった。
記録を更新するならば、速く走らなければならないし、フルマラソンへの調整ならばあまり速く走ってはいけない。
マラソンは距離によって走り方が変わるので、事前のトレーニング方法も含めて悩ましい問題に突き当たることが多い。
結果的には流れに任せてしまった。
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BORN TO RUN 走るために生まれた
長距離ランニングの友として有名な「BORN TO RUN」のオーディオブックを購入した。
15時間の長尺なので、フルマラソン3回分くらい楽しめる。
しかし、登場人物が多いし、話題があちこちに飛ぶ上に、スペイン語などの他言語の名称も混ざるので音声では辛い部分があった。
なので、改めて書籍で読み直した。
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ビブリア古書堂の事件手帖6
大ヒットしている古書を巡るミステリーシリーズも残るところ後2冊のようだ。
毎回様々な作者による古書をテーマとするのだが、今回は太宰治がテーマになっている。
私は太宰治を読んだことがないし、雰囲気的に好きな作家ではないので、今回はあまり楽しめなかった。
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