ベイマックス

ディズニー ベイマックス ビジュアルガイド「アナと雪の女王」の後で期待が盛り上がっているディズニーの新作である。
今回は、日本人の男の子が主人公のロボットアニメだった。
予告とは全然違うという噂は聞いていたが、その通り。
盛り上がる要素も多く、絵的には素晴らしい。
しかし、後半はハリウッド的なヒーロー映画になってしまった。

予告を見るかぎり、死んだ兄が残したロボットが少年の心を癒やす泣かせる映画に思える。
それも間違いではないのだが、後半はロボット達が敵と戦うヒーロー映画になる。
仲間のヒーローは個性的で、ユーモアもあるのだが、近年のハリウッド的ヒーロー映画にありがちな落ち着きのない展開で、私の趣味ではなかった。

冒頭から前半までは、とてもよく出来ている。
ロボットの闇バトルにハマっている弟を、兄が大学に誘うのだが、その大学が良い。
科学オタク達が、自分の好きな研究をクレイジーに追求している姿にワクワクする。
グレている弟でなくても、こんな学校なら行ってみたいと思うに違いない。

絵的にも素晴らしい。
ロボットが主人公を背中に乗せて夜の街を飛行するシーンの美しさは秀逸だ。
実写のようなCGとアニメらしい自由な視点がうまく活かされている。
ルパン三世で、ロボット兵ラムダが夜の東京を飛行するシーンを彷彿させる。
街中でのカーチェイスのシーンが、「ルパン三世カリオストロの城」を想わせるのは考えすぎだろうか。

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