日本人のためのピケティ入門

日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント珍しくベストセラーになっている経済学の本である。
元の本自体は、とてもペーシ数が多く、統計資料の分析が中心で読みづらいと聞いていたので、手っ取り早く解説書で理解することにした。

結局のところ、国民総所得の上昇が投資による収入の上昇を超えられないので、結果として貧富の差が広がる傾向にある、という研究結果だと理解した。

富裕層は子供に資産を引き継ぐので、更に貧富の差が広がる。
また、タックスヘブンに資産を逃がすので、富裕層が豊かになっても、国が豊かになるわけではない。
対策として、グローバルな資本課税を提唱している。
国際的な協調で、確実に富裕層の富を国家に取り入れようという方法である。

特に面白い理論ではなかった。
ピケティが注目されているのは、理論の斬新性ではなく、膨大なデータにより資本主義の問題を明確にしたことであるようだ。
世界の人々が実感している格差を、データで実証したことが人気の理由なのだろう。

この本の問題点は、著者の意見か、ピケティの意見か判別しづらいところだと思う。

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