ジュピター

「ジュピター」オリジナル・サウンドトラックスペースオペラは苦手なことを再確認した映画だった。
会員サービスデーで1,000円だったから良しとするか。
「マトリック」の監督なので、ストーリーに期待はしていなかった。
しかし、特撮にはもっと頑張って欲しかった。

ロシアからアメリカへ密入国した娘が、銀河帝国の女王の娘の生まれ変わりだった。
その帝国は不老不死の薬の原料にするため、人間を育成していた。
地球もそのために文明を与えられ、人口を増やしていたのだった。
収穫の時期になったので地球を征服することになったのだが、その利権を巡り帝国内で御家騒動が起こる。
ヒロインは、女王の生まれ変わりとして、王家の争いに巻き込まれる。

特撮に金がかかっているようだが、見せ方がうまくない。
夜のシカゴの空中戦も、リアルに見せたかったのだろうが、暗くてよく分からなくなっている。
日本のアニメの方がメリハリのあるうまい表現になっていると思う。

ストーリー的には、愛と根性があれば、なんでもありかと思わせるまったくヒネリのない展開だった。
遺伝子を間違えないとされるハチ達が、ヒロインを女王と認識してヒロインの周りを雲のように舞うシーンが美しかった。
ホラー映画のようでもあるが、私が楽しめた唯一のシーンだった。

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