氷と炎の歌

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)現代最高のファンタジーと呼ばれるファンタジー・シリーズである。
「ワイルドカード」のジョージ・R・R・マーティンだから面白くないはずはないと思っていた。
しかし、あまりの物量に恐れをなして手を出していなかった。
読んでみるとやはり面白い。
そして、なかなか終わらない。

文庫化されている巻だけ買って読んだのだが、800ページくらいの文庫が第4部までに9冊もある。
重ねるとちょっとした塔になってしまう。
これだけ分量があっても、描かれていない登場人物の行方が気になってしまうのだから恐ろしい。

設定としては古典的なファンタジーである。
中世風の世界で覇権を巡って複数の国が争うのだが、ドラゴンやゾンビが存在するのが歴史小説ではなくファンタジーらしいところだ。
作者も歴史小説が好きで、自分でも書きたいと思っていたのだが、史実だと登場人物の行く末がわかってしまうのが面白くないので、ファンタジーにしたと言う。
まんまと作者の思惑にハマってしまった。
寝食を忘れて読んでしまうほどではないが、登場人物たちがどうなってしまうのか、気になって仕方ない。
とにかく登場人物が多いので、これだけのページ数でも全員の人生は描ききれない。

第5部はまだ文庫化されていないので、ハードカバー3分冊である。
全て買うと1万円近くする。
どうしたものか。

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