トゥモローランド

映画 トゥモローランド Tomorrowland ポスター 42x30cm ディズニー ジョージ・クルーニー トゥモロー・ランド [並行輸入品]ディズニーランドのひとつのエリアである「トゥモローランド」をテーマにした映画である。
どこまでも前向きの科学好き女子高生と天才少年だった中年のおっさんが、人類を滅亡の危機から救うために奮闘する。
ディズニーらしい、明るく楽しい映画だった。
少女ターミネーターが泣かせる。

主人公の女子高生ケイシーは、科学が好きで前向きな少女である。
戦争、エネルギー危機、環境破壊などによる暗い未来について学校で教わるが、科学の力で何とかなるはずだと食い下がる。
そんな彼女が不思議なバッチを拾った。
そのバッチに触れていると、まったく違う世界が見えてくるのだ。
その世界こそがトゥモローランド。
バッチの電池が切れたため、バッチの情報を探していたケイシーの前にバッチの秘密を知る少女アテナが現れる。
アテナはトゥモローランドから来たアンドロイドだった。
アテナは地球の未来を変えるために、ケイシーを探しに来たのだ。

トゥモローランドの風景は、「鉄腕アトム」の未来世界に似ている。
科学が人類に幸せをもたらすと信じられていた頃の未来像である。
いつの間にか、人類は未来に対して明るいイメージを抱かなくなってしまった。
この映画の中では、その原因はトゥモローランドからの警告としてのイメージ操作とされている。
実際には、マスコミによる偏向した情報や不安を抱きやすい人間の傾向なのだろう。
科学の力で、過去よりも現在の方が多くの分野で良くなっているはずなのだが。

金髪に野球帽が良く似合う、どこまでも前向きな主人公のケイシーが良い。
子供の頃に両親と星空を見ていて、あの星に行きたいと夢を語る。
すると両親が「そんなに遠くまで行っても、何もないかもしれないよ」と言うのに対し、
「何でもあるかもしれないじゃない」と応える。

ターミネーターのような少女型アンドロイドアテナも良い。
テッパンの展開とはいえ、自己犠牲で仲間を救う姿は泣かせる。

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