信越トレイル2-2

天気予報では昼までに雨が止むはずだったが、山の天気はあてにならない。
はじめて1日中雨の中を歩く経験をした。
雨の中の登山は、良いこともあるが、辛いことも多い。

5:00に起きると、やはり雨が降っていた。
そして、濃い霧。
待ってもやみそうもないので、レインウェアを着込んで出発した。
想定時間10時間の本トレイル中で一番ヘヴィな区間を雨の中歩くことになってしまった。

7:20にほ本線に合流し、梨平峠(7:42)から牧峠(8:46)を経て、宇津俣峠(9:53)に到着した。

雨の中の登山も悪くない。
霧の中の木々が神秘的。
と思ったが、すぐに慣れてしまった。
景色が見えないと飽きる。
進んでいる気がしない。

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雪のせいで倒れたまま成長した木がこのトレイルの特徴である。
不思議な形の木が多く、登山道を塞いでいることが多々ある。
雪の重さで横に成長した木は、見ている分には面白いが、立ちはだかられると邪魔だ。
上にあると頭より高いザックにぶつかる。
下にあるとまたぐことになるのだが、下にだけ注意していると、上にある枝に頭をぶつける。
何の罰ゲームだ⁈

道に落ち葉が多く、濡れた泥との組み合わせでとにかく滑る。
坂で足を置く窪みにも落ち葉が溜まっているので、安心して足を置けない。
落ち葉の絨毯みたいだ、と踏み込むとその下が沼のような泥だったりするので、気が抜けない。

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風が強く、休むと体が冷えてしまうので、ゆっくり休めない。
疲れない程度に体を動かし続け、自分の体の温度を維持するように努める。

伏野峠(11:40)から須川峠(12:21)を経て野々海峠(14:04 )である。

途中で、有志が置いてくれた、水が涸れていた場合のお助けグッズであるクーラーボックスを発見した。
前回の桂池キャンプ場とは違い、今回はちゃんと中身が入っていた。
500mlのペットボトルを2本ありがたく頂いた。

結局、この日に出会った人間は3人だけだった。
雨の日の歩く物好きはあまりいないのだろう。

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そして、野々海高原キャンプ場に到着(15:02)。

キャンプ場では珍しく先客がいた。
私とは反対方面から攻めてきたようだった。
彼も天気予報を信じて裏切られた仲間である。
彼は今夜タープで過ごすとのことだった。
私には、まだそこまでの度胸はない。

体が濡れていたので寒いし、疲れてもいたが、雨が止んだ隙にテントを設営することにした。
風に吹かれて多少苦労したが、面倒だという先入観よりは楽にテントを立てられた。
風が強いので、いつもより多くロープとペグを使って固定した。
下着を濡れてしまったので、帰りの電車に乗る前に着替えようと思っていた服に着替える。
乾いた服に着替えると、体も温まり、ひとここち付いた。
でも、この後濡れると、もう着替えがない。

日のあるうちに夕食を作ることにした。
最後の夕食は定番の棒ラーメン。
今回は、生卵入の豪華版である。
夏の縦走では生卵を持ち歩くのは怖い。
涼しい秋ならではの贅沢である。
ひまだったので、魚肉ソーセージを炒めてみた。
暖かいだけでも十分に美味しさが増加した。
しかし、塩コショウが欲しいところである。

雨が降ったり止んだりで、風も強く、寒いのでテントから出る気にならない。
持って来た文庫本も初日に読み終わってしまったので、本当にすることがない。
iPhoneのバッテリー残量を気にしながら、PodCastを聞いて過ごす。
不定期に強烈な風が襲って来るので、朝までテントが飛ばされないか不安である。

夜中に寒さで目が覚める。
起きている時はそれほど寒くなかったので、ダウンを脱いでシュラフに入ったのだが、眠ると体温が下がるせいだろうか。
上半身はダウンを着れば良いとしても、下に履くズボンはぐっしょり濡れているし、レインウェアもかなり汚れている。
仕方ないので、短パンから出ている肌をふくらはぎのサポーターと厚手の靴下でカバーしてみる。
翌日は2時間程度でゴールに着く予定なので、最悪眠らなくてよ良いと思っていたが、いつの間にか眠っていた。

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